怒りすぎて後悔…
「またきつく怒っちゃった」「あんなに怒らなくてもよかったよね…」
子どもの寝顔を見ながら胸がチクっと痛む夜、ありませんか?
私はしょっちゅうあります。
一生懸命やってるのに、子どもは全然言うことを聞いてくれない。
仕事で疲れて帰ってきて、休む間もなく動いているのに終わらない家事。
「ヒステリックな母親なのかな」「自己嫌悪でつぶれそう…」と悩むママはとても多いんです。
3人育児をしながら働く私も、ちょっとしたことで子どもを怒りすぎてしまい「私、育児向いてないかも…」「もう色々限界だわ」と毎日思っています。
でも大丈夫。怒ること=母親失格ではありません。
この記事では、怒りすぎてしまう背景と理由を整理しながら、怒りすぎた後の切り替え方、そして子どもへの対応方法をご紹介します。
罪悪感を手放し、親子関係を前向きに回復させるヒントを、一緒に見つけていきましょう!
なぜイライラして怒りすぎてしまうの?
「朝の登園準備が進まない」「宿題をやらない」「片付けをしない」――小さなことでも積み重なると、ついイライラが爆発してしまいますよね。
ママだって感情を持つ一人の人間。
人は「疲労」「空腹」「睡眠不足」が重なるとイライラしやすくなるとされています。
つまり、あなたが怒ってしまうのは“性格が悪いから”でも“母親失格だから”でもないのです。
仕事や家事育児で疲れていて、脳と体が「限界だよ!」とサインを出している証拠なんです。
子どもがわざとママを困らせようとしているわけではないのと同じように、怒ってしまう自分を責める必要はありません。
大事なのは、怒ることは自然な感情の反応だと理解すること。
子ども相手にずっと穏やかでいられる人なんて、この世に存在しません!(いたら逆に宇宙人かもしれませんね😉)
そして、怒りすぎる・感情が爆発する前に、ガス抜きをすることがとても大事なんです。
怒りすぎた後に訪れる自己嫌悪
感情的に怒ってしまった後、子どもがシュンとしている顔を見ると「私、なんであんな言い方を…」と自己嫌悪に襲われること、ありますよね。
けれども実はこの「後悔の気持ち」は、子どもを大切に思っている証拠でもあるんです。
「もっと良い親でいなければ」という理想と現実のギャップや、「心を傷つけてしまったかも」と子どもへの影響が心配になり、後悔や罪悪感が生まれるのです。
自己嫌悪を感じるのは、それだけ子どもを思っているからこそなんですね。
でも、ぐるぐる反省しすぎてしまうと心が疲れてしまうのも事実。
ひどく怒ってしまった事実は変えられませんが、「次にどう行動するか?」に視点を切り替えることが、自己嫌悪の沼から抜け出す第一歩です!
私って“ヒステリックな母親”?
「私もしかして、ヒステリック?」と、ふと鏡に映った自分の怒っている顔にショックを受けた経験はありませんか?
世間では“理想の母親像”がキラキラと描かれがちで、「いつもニコニコ」「穏やかで優しい」が当然のように語られます。
その理想と現実のギャップが、ママをさらに追い詰めてしまうのです。
でも実際には、どんなに愛情深いママでも感情の波はありますし、心理学的にも「怒りの感情を完全に抑えることは不可能」とされています。
“怒る母親”は異常ではなく、ごく自然な人間の姿。
むしろ大切なのは、「怒りをどう落ち着けるか」「その後どうフォローするか」というプロセスなのです。
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ひどく怒ってしまった後の切り替え方
1. 深呼吸でリセット
イライラMAXの直後は、脳が「戦うモード」になっています。
そこで効果的なのが、深呼吸。
4秒かけて息を鼻から息を吸い、8秒かけてゆっくり口から息を吐きます。
これを数回繰り返し、イライラで浅くなった呼吸を整えるだけで自律神経が落ち着きますよ。
私の通っているヨガ教室の先生もお勧めしていた方法です!
2. 自分に「今のは仕方なかった」と言う
自己嫌悪の渦に飲み込まれると、怒りよりも自分を責めてしまうことがしんどくなります。
「誰だって疲れてるときは怒る」
「完璧じゃなくてOK」
「イライラしていたのは、睡眠不足だから」
と口に出して言うのがおすすめ。
声に出すと脳が信じやすくなります。
3. その場を離れてミニ休憩
可能なら、
- 数分だけトイレにこもる
- 別室へ行って水を飲む
- ベランダで外の空気を吸う
など物理的に距離を取るのも有効。
一人の空間で、一度気持ちをクールダウンしましょう。
「ちょっと怒りすぎたな」「あんなにきつく言わなくてもよかったな」と、だんだん感情の嵐はおさまってきますよ。
子どもへのおすすめの対応
ひどく怒った後は、子どもも「ママ怒ってる…」「ママに嫌われちゃったかな」と不安になります。
ここでの声かけが“罪悪感リセット”の鍵です。
そして、少なからず傷ついている子どもに対して大切なのは、“その後のフォロー”です。
1. まずは謝る、寄り添う
- 「ママ、疲れててイライラしちゃった。嫌だったよね」
- 「さっきママ大きな声出しちゃったね、びっくりしたよね」
- 「怒りすぎちゃったね、ごめん」
- 「言いすぎちゃってごめんね。また仲良くしてくれる?」
など、素直に言葉で伝えましょう。
また、子どもは「大きな声で怒られて怖かった」「びっくりした」「ママに嫌われたかも」
そう感じていることがあるかもしれません。
そんな時は、子どもの気持ちを聞き「怖かったよね」「びっくりさせちゃったね」など、その気持ちに寄り添いましょう。
子どもは「気持ちをわかってくれた」という安心感が持てます。
2. ハグやスキンシップでフォロー
そして行動で示すことも大切です。
たとえば、
- ぎゅっと抱きしめる
- 頭をなでる
- ほっぺにチュー など
これだけで子どもは「ママに嫌われてない」と安心できます。
私のおすすめは、「大好きこちょこちょ」!
「大好きだよ〜!」とハグしたまま、脇腹をこちょこちょこちょとくすぐります。
小さい子はもちろん、反抗期で「はぁ?ママうざっ」と言っちゃうような小学生にも効果抜群なんです。(うちの子で実証済み👍)
子どもが泣いて怒ったり、プンプンしている時でも「大好きこちょこちょ」をすると、「もういいから〜!」「わかったから!」と大笑い。
笑うことで気持ちを切り替えられるのもポイントです。
おすすめの方法なので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
3. お互い気持ちを切り替える
ひどく怒ってしまったあとは、自分も自己嫌悪でモヤモヤ。
子どもも「ママまだ怒ってるかな?」と不安になったり、親の顔色をうかがっています。
お互いに気持ちの切り替えがうまくできないと、いつまでも嫌な雰囲気のまま。
そんな時は、
- 「ママ、鬼に変身しちゃったみたいだったね!」
- 「はい!もう怒るのおしまい〜仲良くしよう」
と明るく終わらせましょう。
「怒りすぎて後悔」を減らすには?
怒りをゼロにするのは難しいですが、“強く怒らないための工夫”は今日からでも取り入れられます。
まず、「怒りすぎないために、どうしたらいいか」を一緒に考えてみるのがおすすめです。
「約束守ってくれないと困っちゃうな、どうしたら守れるかな?」
「ママは、〇〇して欲しいな。どうしたらできそう?」
「〇〇したいんだけど、こうしたらできるかな?」
など、子どもには望ましい行動を繰り返し伝え、どうすればできるか、子どもと相談しましょう。
とはいえ、子どもは思い通りに動かないもの。
あらかじめ頭でそうリマインドしておくのもおすすめです。
親の思うように動いてくれなくても、「育児ってそういうものだよね」と割り切りやすくなります。
「思うように進むことの方がレアケース」
そう思えるようになると、気持ちがかなりラクになるんです!
自分自身については、「怒りすぎる、感情が爆発する前にガス抜きする方法」をいくつか用意しておくのがいいですよ。
私の場合は、「やばい、イライラが爆発しそう」と感じた段階で
- 5分でも自分時間を作って強制リフレッシュ
- 「ママを癒して〜」と子どもにハグ
- 「あー疲れた!」「誰か助けて〜」と子どもにヘルプを出す
など、早めに「限界アピール」をします。
意外と「じゃあママを助けてあげる!」と協力的になることもあるのでおすすめです。(もちろんフル無視なことも多々あります😭)
怒らない母になる必要はない
「怒らない母にならなきゃ」と思う必要はなく、目指すべきは “怒っても立て直せる母” です。
心理学的にも、親の感情表現は子どもの情緒発達に影響すると言われています。
怒って→謝って→仲直りするプロセスは、子どもにとって「人間関係の練習」なんです。
また、大切なのは、怒りをゼロにすることではなく、“怒るべき場面とそうでない場面を分けること”。
特に、命に関わる危険な行動や、人を傷つけるような行為、社会のルールを破るようなことをした場合は、きちんと叱ることが必要です。
叱られる経験は、子どもが「やってはいけないこと」を学び、安心して社会で生きていくための大切なプロセスでもあります。
ポイントは、感情をぶつけるのではなく、“行動を正すための叱り”にすること。
そうすれば、親子の信頼関係を損なうことなく、しっかりと伝えることができます。
怒ってしまった自分をどう受け止める?
「怒る=悪」ではありません。感情は自然なもので、むしろ抑え込みすぎると逆効果。
- 「私はダメな母親」と決めつけない
- 怒りの裏には「本当はこうしてほしかった」が隠れている
- 自分の限界サインに気づくきっかけになる
怒りは悪者ではなく、ママのSOSを知らせてくれるサインでもあるんです。
怒ったこと自体をゼロにする必要はなく、大切なのはその後の行動と、事前の“クールダウン習慣”が効果的なのです。
まとめ
子どもに怒りすぎてしまった後の自己嫌悪は、あなたが子どもを大切に思っている証でもあります。
“ヒステリックな母親”なんて烙印を押す必要はなく、感情を持った人間だからこそ、時にきつく怒ってしまうのです。
大切なのは、その後の切り替えと声かけ。
怒りすぎてしまった時は、
- 深呼吸する
- 短い一人時間を持つ
- 子どもにフォローの言葉を伝える
この3つを意識するだけでも十分です。
そして何より、ママ自身を責めすぎず、「次にどう動くか」に切り替えていきましょう!
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